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高知ではなかなか珍しい女性のスカルプター(彫刻家? 立体作家?) 日本語で彫刻家というと木とか土とかブロンズ彫刻のイメージが強いので、自分で彫刻家と書いてあれっ?と思ってしまった。玉木かつこの作品はそういった従来の彫刻とは違う。立体造形と言った方がいいのかもしれない。。といってもれっきとしたスカルプチャーである。海外に持っていけば自分はスカルプター(彫刻家)と胸を張って言って欲しい。 さて彼女の作品だがネガティブの空間をいかに見せられるかということにポイントを置いてあるように感じる。ものの存在を認識するためには、何もない空間の存在が必ず必要になってくる。私たちはネガとポジの関係によってモノの存在を認識する。私たちのいうネガの空間はものの存在によって自由自在に変化する。空気の流れも生まれ、香りまでも生まれるかもしれない。つまり彫刻というのはモノを作ることのみだけでなく、ネガティブを含めた空間を認識する作業にほかならない。玉木はこの空間をつかもうとしているのだろう。 玉木の作品はその中に僅かであるが平面的なイリュージョンを加えようともしている。面の中に施された色彩がどのようにモノと関わっていけるのかということも試みている。モノの存在と虚像の関係である。今回はそれが成功しているとは言いがたいが、いろいろな方法でアプローチして欲しいと思う。そこから彼女独自の解釈が生まれると思う。 素材は鉄をメインに使っているようだが、何故、鉄なのかをもう一度考えて欲しい。鉄とは一体なんなのか玉木独自の解釈を展開してほしい。 展覧会場は玉木の作品群によって空気が張りつめた緊張感が漂っている。鬱蒼としたストリートから一線を画した心地よいギャラリー空間を醸し出していた。
by satoru_nishi
| 2013-05-26 15:13
| アート
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