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2年ぶりに川崎太一の作品群を見る。 2013年に制作した絵画およびドローイングを20数点展示していた。 2年前と比べると平面の中でイメージを定着させるための余裕というものが生まれてきているのではないかと感じた。 つまり今までの制作では川崎太一自身が画面の上でのたうち回っているような悲壮感と緊張感が漂っていたのだが、今回、その悲壮感というものは、かなり影を薄め、そのかわり彼自身、画面の上で少し遊んでみようという様子が感じられた。その結果だと思うが、2年前の絵画ではぎっしりと様々なイメージで埋められていた空間が、ゆったりと呼吸ができるような空間構成に仕上がっていた。 また以前同様、絵画に装着する額にも彼自身のこだわりが感じられる。彼は「金銭的に完成された額を購入する余裕がないから」と言っていたが、今回はそのような言い訳のためではなく、なぜ絵画全体を保護し、装飾的な額にせず、4コーナーのみに装着する額にするのかという理由がある程度明瞭化されてきたように思われる。つまり額は絵画の1部に完全に取り込むことが可能であるという川崎太一のコンセプトが感じられてきたのだ。 今回は全ての絵画、ドローイングが川崎太一の1つのテーマの基で展示したわけではない。ある作品は今までの自分を振り返りながら自問自答してみたり、またある作品は物語を創作するようなアプローチをしてみたり、はたまた、ただひたすら何も考えずにオートマトン風に描いたりと一見まとまっていないような展示に見えるが、全ての作品に共通して見えてくるこれが川崎太一だというものを感じることができる。それは全ての作品に醸し出されてくる表情、ポエムだろう。ひたすらにポエティックな川崎太一である。 私が感じた展覧会の中で一番好きな作品。 展覧会は10月13日?、14日まで グラフィティが会場です。
by satoru_nishi
| 2013-10-06 21:09
| アート
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