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アートスタジオセイゴの生徒2人が高知県展に入選したということで、何年かぶりで高知県展を見に行ってきました。 生徒2人の作品はとても良かったのですが、県展の花形である洋画、日本画、立体、彫刻部門は見るも無惨な展覧会でした。 逆にアートとは、美術とはなんぞやという質問が僕の頭にわき上がってきました。 特に洋画部門の作品を見ていて、出品者の気負い、変な自己主張が会場全体を覆っていて、長く居づらい気持ちにさせられました。 これは出品者が美術を見誤っていることに起因していると思われます。もしかして審査員もそうかもしれません。作品を見て感動を覚えるのはミステリーの何者でもありません。制作のための技術に感動するということは決してありません。ただ技術の裏打ちは必要かもしれませんが、その技術を見せるのがアートではないのです。技術を凌駕するミステリーが必要なのです。洋画部門に出品されてる作品群は、「私はこのような技術を持ってるよ」「私のテクニックを見てください」と言わんばかりの陳列でした。その技術も100年、何10年前に誰かが使ったフル~イテクニックを見せているわけですから、ー私はどこの世界に迷い込んだのか?-と思わず口走ってしまうような感じなのです。これは日本画しかり、彫刻しかりです。立体は逆に技術というより、作者の信念というものが感じられない陳列でした。ただ面白いとかこれだと良いだろうというような、曖昧もかとした作品群でした。ミステリーのない、ただ人が制作したという作品を並べた学芸会的な展覧会なのかもしれません。高知県展というのは逆に学芸会的な展覧会なのでしょうか。美術を本気で、死にものぐるいで追求してるような作者を生み出そうとしている展覧会ではないのかもしれません。余暇の時間に制作して、みんなで和気藹々と見せ合うような展覧会なのかもしれません。でもそうだとしたら、その高知県展に出品した人をアーティストと呼ばない方が良いかも。結局彼らは遊びの中で制作して、アートもどきを作っているのですから。
by satoru_nishi
| 2010-10-18 20:55
| アート
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